新潟県産杉杭のジョイント技術における支持力試験結果
お知らせ
2025.07.10

弊社は2024年、新潟県産杉を使用した「杉杭」の研究開発の一環で、ジョイント(継ぎ足して長くする)したログパイル(丸太杭)の性能を検証する為、支持力を測定する試験を実施しました。


その試験により、弊社のノウハウによりジョイントしたログパイルと、ジョイントしていないログパイルの支持力は、ほぼ同等であることを確認しました





【支持力測定試験の概要】


ログパイルの樹種:新潟県産杉



ログパイルの仕様:試験杭A 全長8.0m(長さ4.0mのログパイル2本をジョイント)×末口16cm

試験杭B 全長8.0m(長さ4.0mのログパイル2本をジョイント)×末口16cm

試験杭C 全長8.0m×末口16cm


支持力の測定方法:以下3種類

 

 ①静的載荷(押込み)試験


 ②動的載荷(急速載荷)試験


 ③デジタル杭打ち試験


【測定結果】




※補足事項※

  • 実施地盤は粘性土地盤
  • いずれの数値も最大支持力であり、解析により得た数値で信頼度は高い
  • デジタル杭打ち試験は、動的載荷(急速載荷)試験を規格・性能共によりコンパクトにした仕様で、実際の現場で汎用度の高い方法である
  • 事前に地盤調査(スクリューウェイト貫入試験)を実施し、計算により推定した支持力は130kN程度としていた


【まとめ】


  1. 試験杭BとCを動的載荷(急速載荷)試験により比較したところ、ほぼ同等の支持力を得たことから、弊社ノウハウによりジョイントしたログパイルは、ジョイントしていないログパイルと比較しても遜色ない性能を発揮することが分かった
  2. 試験杭AとBとCをデジタル杭打ち試験により比較したところ、ほぼ同等の支持力を得たことから、既述の①と同様のことが言える。


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